操作マニュアル

案件配信

案件掲示板の案件を、パートナー各社の担当者へまとめて配信する手順です。

取引先から届いた案件1件を、パートナー各社の担当者へまとめてメール配信する機能です。この機能はエンタープライズプランの追加機能です。 利用できるのは管理者・マネージャーのロールです。

入口は2つあります。

  • 配信する — 「案件掲示板」の案件カードのメニュー「配信」から、その案件を配信します。
  • 履歴を見る — サイドバーの「探索 > 案件配信」から、過去の配信と1件ごとの結果を確認します。

配信は自社の送信ドメインから行うため、はじめて使うときは管理者が「送信ドメインの認証」「差出人」「配信グループ」「配信テンプレート」を設定します。

事前準備(管理者・最初の1回)

1. 送信ドメインを認証する

「設定 > 案件配信の差出人」を開きます。

  1. 自社が管理するドメイン(例: example.co.jp)を入力し、「ドメインを登録」を押します。
  2. 表示されたDKIMレコード(CNAME 3件)を、そのドメインのDNSに追加します。ホスト名・値はコピーボタンで取得できます。あわせて表示されるMAIL FROM用のレコード(mail.<ドメイン> への MX 1件と TXT 1件)は任意です。追加すると送信元(エンベロープ)も自社ドメインになり迷惑メール判定を受けにくくなりますが、未設定でも配信はできます。
  3. DNSに反映されると、状態は10分以内に自動で「DNS設定待ち」から「認証済み」に変わります。すぐに確かめたいときは「再確認」を押してください。登録から72時間以内にDNSが反映されない場合は「認証失敗」になるため、ドメインを削除して登録し直してください。

認証済みの送信ドメインが1つもない間は、差出人アドレスを保存できず、配信も実行できません。

2. 差出人を設定する

同じ画面の「差出人」で、次の3つを設定します。

  • From名 — 受信者に表示される差出人名です。
  • Fromアドレス — 認証済みドメインのアドレスのみ指定できます。未設定の場合は、システムが割り当てた受信用アドレスに対応する送信アドレスが使われます。
  • Reply-To — 返信先です。案件メールの受信に使っている受信専用アドレス(システム割当)を指定すると、パートナーからの返信が案件掲示板に取り込まれます。

3. 配信グループを作る

「設定 > 配信グループ」で、まとめて送りたい担当者の集まりを作ります。

  • 「新規作成」でグループ名と用途のメモを入力します。
  • 配信先の担当者は、取引先に登録済みの担当者(メールアドレスがあるもの) から選びます。会社名・担当者名・メールアドレスでの検索と、取引先のタグでの絞り込みができます。「表示中を全て追加」でまとめて選択できます。
  • グループを削除しても、取引先の担当者は消えません。配信先のまとまりだけが削除されます。

配信先が足りない場合は、先に「取引先」で担当者(窓口)を登録してください。

4. 配信テンプレートを作る

「設定 > 案件配信テンプレート」で、案件1件を配信用の文面に変換するひな形を作ります。

  • 件名 / 本文 — タブを切り替えて、それぞれのテンプレートを編集します。右側の一覧から変数をクリックすると、カーソル位置に挿入されます。
  • 既定のテンプレートにする — 配信画面で最初に選ばれるテンプレートになります。
  • 置き換えルール — 本文で使った変数ごとに、案件メールから読み取れなかったときの表記(例: 「別途相談」)と、パートナーには常に伏せる項目を決めます。
  • プレビュー — サンプル案件、または実際に受信した案件を選んで、差し込み後の件名・本文を確認できます。値が入らない変数があると警告が表示されます。

使える変数

分類変数の例
案件{{shortTitle}}(案件名)、{{projectDescription}}(案件概要)、{{languages}}(開発言語)、{{skills}}(スキル)、{{requiredSkills}}(必須スキル)、{{preferredSkills}}(尚可スキル)、{{processPhases}}(担当工程)
条件{{unitPriceMax}}(単価上限)、{{experienceYears}}(必要経験年数)、{{workStyle}}(勤務形態)、{{location}}(勤務地)、{{nearestStation}}(最寄駅)、{{startDate}}(開始時期)、{{contractType}}(契約形態)、{{workHours}}(就業時間)、{{recruitmentCount}}(募集人数)、{{interviewCount}}(面談回数)、{{foreignerAllowed}}(外国籍)、{{subcontractingAllowed}}(再委託)、{{properOnly}}(商流)
元メール{{originalSubject}}(元メールの件名)、{{originalBody}}(元メールの本文)
繰り返し{{#each skills}}{{/each}}(スキルなどの一覧を1件ずつ繰り返す。繰り返しの中では {{this}} が1件分の値になります)

配信の手順(案件が届いてから配信するまで)

「【Java】決済システム改修/単価65万円/週2リモート」という案件メールが届き、パートナー10社の窓口へ流す場合の流れです。

  1. 案件掲示板で案件を開く — サイドバーの「案件掲示板」で、配信したい案件のカードを探します。
  2. 「配信」を開く — カード右上のメニューから「配信」を選びます。配信画面が開きます。
  3. テンプレートを選ぶ — 「テンプレート」で使うひな形を選ぶと、その案件の内容が差し込まれた件名・本文が入ります。差し込めなかった変数があると、その場に一覧で表示されます。
  4. 件名・本文を確認する — 表示されている文面がそのまま送信されます。単価や社名の表記など、この案件だけの調整はここで直接編集します(編集後にテンプレートを選び直すと、編集内容は差し込み結果で置き換わります)。テンプレートを使わず、件名・本文を直接入力して配信することもできます。
  5. 添付ファイルを選ぶ — 元の案件メールに添付ファイルがあれば一覧に表示されます。転送したいものだけチェックします。元メールの受信から30日を過ぎると添付ファイルは取得できません。
  6. 配信先を選ぶ — 「配信グループ」から送り先のまとまりを選びます。グループに入っていない相手へも送る場合は、「追加アドレス」にカンマまたは改行区切りでメールアドレスを入力します。形式が正しくないアドレスがあると、配信ボタンは押せません。
  7. 件数を確認して配信する — 画面下に「配信先 N件(グループ N件・追加 N件)」が表示されます。「N件に配信」を押すと配信が始まります。重複したアドレスと配信停止のアドレスは自動で除外され、除外件数は配信直後のメッセージで表示されます。
  8. 結果を確認する — 「探索 > 案件配信」で進捗を確認します。案件カードにも「配信済み N」が表示され、そこから該当案件の配信履歴だけを絞り込んで開けます。

案件配信(履歴)画面

配信を新しい順に一覧します。件名・状態・進捗(送信件数 / 配信先件数、失敗件数)・配信者・配信日時が並びます。送信中の配信は自動で更新されます。

行をクリックすると詳細が開き、次の内容を確認できます。

  • 差出人・配信日時・状態・送信件数・失敗件数
  • 添付したファイル名
  • 実際に送信された本文
  • 配信先の一覧(会社名・担当者名・アドレス・宛先ごとの状態。失敗した宛先にはエラー内容が表示されます)

状態の見方

配信全体意味
待機中送信の順番待ちです
送信中一部の宛先へ送信中です
送信完了すべての宛先への送信が終わりました
一部失敗送信できなかった宛先があります
失敗すべての宛先で送信できませんでした
宛先ごと意味
待機中 / 送信中送信処理の途中です
送信済みメールサーバーへの送信が完了しました
失敗送信できませんでした(エラー内容が表示されます)
不達宛先不明などで届きませんでした
苦情受信者に迷惑メールとして報告されました

配信先の自動除外

  • 重複 — 同じアドレスが複数のグループや追加アドレスに含まれていても、1通だけ送られます。
  • 配信停止 — 恒久的な不達(宛先不明)または迷惑メール報告があった担当者は自動で配信停止になり、以降の配信から除外されます。取引先の担当者としての登録は残ります。

除外された件数は、配信を開始したときのメッセージに「除外: 重複 N件、配信停止 N件」として表示されます。

配信品質による自動停止

直近7日間の配信結果から、不達(バウンス)率と迷惑メール報告率を組織ごとに集計しています。件数が200件以上あるときに、不達率が5%以上、または迷惑メール報告率が0.3%以上(3件以上)になると、その組織の配信は自動で停止します。停止中は配信画面に理由が表示され、「配信」ボタンは押せません。停止は直近7日間の結果から判定されるため、古い結果が集計期間から外れると自動で解除されます。

停止に至る前でも、配信件数200件以上で不達率が3%以上のとき、または件数にかかわらず迷惑メール報告が1件以上あると、配信画面に注意が表示されます。配信先リストから古い担当者や退職者を除くなど、リストの見直しを行ってください。

制限

  • 1日に配信できる宛先は5,000件までです(日本時間の0時にリセットされます)。上限を超える配信は実行できません。
  • サービス全体でも直近24時間の配信件数に上限があります。上限に達している間は「しばらくしてからお試しください」と表示されるので、時間をおいて再度配信してください。
  • 添付ファイルは合計20MBまで、1回の配信で20ファイルまでです。
  • 追加アドレスは1回の配信で200件まで、選択できる配信グループは50件までです。
  • 件名は500文字まで、本文は20,000文字までです。
  • 元の案件メールの保存期間は30日です。それを過ぎた案件は、本文の配信はできますが添付ファイルは転送できません。

参照: 案件掲示板とAIマッチング取引先管理設定(組織向け)