操作マニュアル

案件掲示板とAIマッチング

取り込んだ案件メールを一覧し、AIがマッチするエンジニア候補を提示する画面の使い方です。

「案件掲示板」は、取り込んだ案件メールを一覧し、それぞれにマッチするエンジニア候補を確認・提案する画面です。サイドバーの「探索 > 案件掲示板」から開きます。

案件の取り込み

  • 取引先から届いた案件メールは自動で掲示板に取り込まれ、AIが件名・本文から要件(言語・スキル・必須条件・勤務形態・勤務地・契約形態・募集人数・面談回数など)を抽出します。
  • 抽出と同時に、ステータスが「稼働可能」または「空き予定」のエンジニアの中からマッチ候補を自動で算出します。
  • 取込を有効にするには、案件提案メールを受信しているアドレスのCC(または転送・追加の配信ルート)に、取込用アドレスを追加します(設定方法は「設定(組織向け)」を参照)。
  • 取り込んだメールはフィルタを通り、案件提案以外のメール(スパム・エンジニアの営業メールなど)は自動的に除外されます。まれに無関係なメールが案件として追加された場合は、その案件を掲示板から削除し、サポートへ件名と本文をお知らせください。
  • LINEで受け取った案件も取り込めます。メンバーが自分のLINEからFilo公式アカウントに転送すると、メールと同じ流れでAIが要件を抽出し、この掲示板に追加されます(下の「LINEからの取り込み」を参照)。
  • メールがなくても、「新規案件マッチング」から条件を手入力して候補を探せます。

LINEからの取り込み

LINEのトークで届いた案件を、そのまま掲示板に取り込む機能です。利用するには、管理者が「設定 > 受信メール」で LINEからの取り込み を有効にし(「設定(組織向け)」を参照)、各メンバーが「設定 > LINE連携」で自分のLINEを連携します(「設定(個人)・メンバー設定」を参照)。

  • 案件のメッセージ(テキスト)・画像・ファイルを、Filo公式アカウントのトークに転送します。受け付けると「N件のメッセージを受け付けました」と返信が届き、解析が終わると掲示板に表示されます。
  • テキストと、その後に続けて転送した画像・ファイルは、1件の案件としてまとめて取り込みます。最後の転送から約90秒たつと解析が始まります。新しいテキストを転送すると、そこから別の案件として扱います。
  • 画像(PNG / JPEG)と、PDF・Excel(.xlsx / .xls)のファイルは、AIが文字を読み取って本文に加えます。それ以外の形式のファイルは保存されますが、内容は読み取りません。
  • 1ファイルの上限は10MB、1件の案件にまとめられるファイルは20個までです。スタンプ・動画・音声などは取り込めません。
  • LINEから取り込んだ案件のカードには、差出人の代わりに「LINE転送: 転送したメンバー名」が表示されます。転送した画像・ファイルは、マッチ詳細パネルの「案件詳細」タブの下部にある「添付ファイル」から開けます。
  • 本文が同じ案件を「件名重複除外」の日数以内に再度転送した場合は、重複として取り込みません。

画面の構成

タブ

  • すべて — 絞り込み後のすべての案件を表示します。
  • マッチあり — マッチ候補が見つかった案件を表示します(初期表示)。
  • マッチなし — マッチ候補が見つかっていない案件を表示します。
  • BP人材マッチあり — エンジニア情報掲示板に掲載中のBP人材のうち、条件に合う人材がいる案件を表示します(エンジニア情報掲示板をご利用の場合のみ)。

タブの件数は検索・絞り込みを適用したあとの件数です。「マッチあり」+「マッチなし」=「すべて」になります。「マッチあり」「マッチなし」は登録済みエンジニアとのマッチで分けており、「BP人材マッチあり」はそれとは別の切り口です。

検索・絞り込み・並び替え

  • 検索 — 件名・差出人・スキル・エンジニア名・担当者名で絞り込めます。
  • 言語 / エリア / 勤務形態 / 契約形態 / 外国籍 / 商流 / 再委託 — 各条件で絞り込みます。商流は「貴社まで」「1社先まで」「2社先まで」「制限なし」「記載なし」、再委託は「可」「不可」「記載なし」から選べます。条件を設定するとクリアボタンが表示されます。
  • 担当者 — すべて/未設定/設定済み/各メンバーで絞り込みます。
  • いいね — すべて/いいねあり/各エンジニアで絞り込みます(エンジニアログインからの「いいね」が対象です)。
  • 並び順 — 新着順(初期値)とマッチ度順を切り替えます。マッチ度順は、マッチ候補の最高スコアが高い案件を上に並べます。
  • 絞り込み・並び順の設定は、このブラウザ(ユーザーごと)に記憶されます。
  • ツールバーには、条件に当てはまる件数のバッジが表示されます。クリックするとその条件で絞り込めます。
    • 担当者未設定 — マッチしたエンジニアがいるのに担当者が設定されていない案件。
    • いいねあり — エンジニアが「いいね」を付けた案件。

一覧は下部のページ送りで移動でき、1ページあたりの表示件数も変更できます。

案件カード

各案件はカードで表示され、上から次の順に並びます。カードの高さはすべて同じで、入りきらないタグは「+2」のように件数だけを示します。

  • 案件名(AIが付けた短い見出し)と取引先名
  • 勤務地・勤務形態(リモート/ハイブリッド/出社)・契約形態・開始日を 1 行のテキストで
  • 言語(橙色のタグ)とスキル(灰色のタグ)
  • 状態のバッジ — 外国籍不可などの制約は赤、BP人材 N名・送信済 N名・返信 N件・いいね N名・N回受信は白地にドットで表示します。「BP人材 N名」を押すと、エンジニア情報掲示板がこの案件に合う人材だけに絞り込まれて開きます
  • 差出人と受信日時、社内メモを残せる「メモ」ボタン、元メールの全文を開く「本文」ボタン、担当者、右端の「マッチ N名」ボタン

必須・尚可スキルや募集人数などの詳細は、「マッチ N名」を押して開くパネルの「案件詳細」タブにまとまっています。

確認の済んだ案件は、カード右上のチェックで「確認済み」にできます。確認済みの案件はカードが薄く表示され、一覧の末尾へ移動します。もう一度チェックを押すと解除できます。

「確認済み」は対応が完了した状態として扱われます。確認済みにした案件は、ピン留めや担当者の割り当てがあっても、保持期間を過ぎると自動削除されます。まだ残しておきたい案件は、確認済みにしないでください。

マッチ詳細(〇×表)

カード右下の「マッチ N名」を押すと、そのカードの下にマッチ詳細パネルが開きます。パネルは一覧に重ねて表示されるので、周りのカードの高さや位置は変わりません。閉じるときは右上の×、パネルの外側のクリック、または Esc キーです。

「マッチ」タブには、マッチしたエンジニアを行、メールから抽出したスキルを列に取った表が並びます。列は必須スキルが左、尚可スキルが右です。

  • 〇 — 実務経験あり(★3以上)
  • △ — 経験が浅い(★2以下)、または類似スキルで一致
  • × — 該当なし

セルにカーソルを合わせると、実際に一致したスキル名と経験年数(★)を確認できます。行の右端には、この案件で取り得る最大点に対する「マッチ度」と、必須スキルの充足数(例: 必須 3/4)が出ます。表の最下段は列ごとの「〇(実務あり)の人数」で、0 の列はその案件が求めるスキルの実務経験者が社内にいないことを示します。

マッチしなかった候補は、人数と理由の内訳(必須キーワード不足・スキル重複なし・外国籍条件・商流条件)を 1 行にまとめて表示します。個別の不一致理由は、各エンジニアの詳細画面で確認してください。

商流条件

案件メールの商流と再委託の記載に合わせて、BPエンジニアを候補から外します。「貴社まで」または「再委託不可」の案件では、BPエンジニアは候補になりません。「1社先まで」の案件では、BP所属が「BP経由(2社先以上)」のエンジニアを外し、「BP社員(1社先)」は通常どおり候補にします。BP所属が未設定のエンジニアは候補に残し、「商流要確認」と表示します。プロパーエンジニアは商流条件の影響を受けません。カードでは、「貴社まで」「1社先まで」「再委託不可」が赤いバッジで、「2社先まで」「制限なし」が条件欄に表示されます。

各候補では次の操作ができます。

  • エンジニア詳細を開く — 名前をクリックすると、そのエンジニアの詳細画面へ移動します。
  • マッチ解除 — 行の右端の×で候補から外します。外したエンジニアは同じ案件で再提示されません。

「案件詳細」タブには、必須・尚可スキル、募集人数、時間精算、勤務時間、契約形態、再委託、商流、面談回数、年齢制限、国籍制限、工程が並びます。スキルシート送信への返信があるときは、パネルの下部にやり取りが表示されます。

必須スキルと尚可スキルの振り分けは、メール本文の書き方(「必須」「尚可」として書かれた内容)から判定しています。書き分けのないメールでは、すべてのスキルが 1 つのまとまりとして表示されます。

カードの操作(メニュー)

カード右上のメニューから次の操作ができます。

  • 再マッチ — この案件を最新のエンジニア情報で再度マッチングします。要件が未抽出の案件は再抽出を行い、その場合のみAI解析を1件消費します。
  • 担当者を割り当てる — メンバーを案件の担当者に設定します。マッチしたエンジニアに社内担当者が設定されている場合は、その担当者が自動で割り当てられます(手動で変更もできます)。マッチがあるのに担当者未設定の案件は、ツールバーの件数バッジから絞り込めます。
  • ピン留めする — 重要な案件を上部に固定します。ピン留めした案件は自動削除の対象外になります。
  • 案件として登録 — 抽出済みの内容を初期値として、正式な案件(契約)に登録します。
  • スキルシート送信 — マッチ候補のスキルシートを取引先へ送付します(詳細は「スキルシート送信」を参照)。LINEから取り込んだ案件には表示されません。
  • 配信 — 案件をパートナー各社の担当者へメールでまとめて配信します(エンタープライズプランの追加機能。詳細は「案件配信」を参照)。
  • 公開 — 案件を協力会社ポータルに公開し、協力会社からの応募を受け付けます(エンタープライズプランの追加機能。詳細は「案件公開・協力会社ポータル」を参照)。
  • 削除 — 掲示板から取り除きます。すでに登録した案件は残ります。

複数の案件をまとめて消すときは、右上の「一括削除」で選択モードに入り、対象を選んで削除します。

新規案件マッチング(手動)

「新規案件マッチング」ボタンから、メールを介さずに条件を入力して候補を探せます。

  • 入力項目: 件名、言語、スキル、必須キーワード、経験年数、勤務形態、都道府県、外国籍可否
  • 言語・スキル・経験年数のいずれかは必須です。
  • 実行すると、結果が掲示板にカードとして追加されます。

再マッチ

各案件カードのメニューから「再マッチ」を選ぶと、その案件だけを最新のエンジニア情報で再度マッチングします。要件が未抽出の案件(AI処理上限により未処理の案件など)は再抽出も行い、その場合のみAI解析を1件消費します。

AIマッチングの仕組み

マッチングは、案件の要件と、ステータスが「稼働可能」または「空き予定」のエンジニアを突き合わせてスコアリングします。

  • 外国籍の可否 — 案件が「外国籍不可」の場合、日本国籍以外のエンジニアは候補から除外します。
  • 必須キーワード — 案件に必須キーワードがある場合、エンジニアのスキルまたは言語にすべて含まれていなければ除外します。
  • スキル — 案件が求めるスキルとの一致割合で加点します(最大80点)。
  • 言語 — 一致した言語の経験年数(星評価)に応じて加点します(最大30点)。
  • 経験年数 — 案件の要求年数を満たせば加点、2年以内の不足はやや加点します(最大30点)。
  • スキルも言語も一つも一致しない場合は候補から外れます。
  • 勤務地(エリア) — リモート案件以外では、エンジニアの希望エリア(未設定の場合は登録地の都道府県から判定したエリア)と、案件の勤務地のエリアが一致するかを確認します。明らかに異なる地域は除外します。エリアは全国を9区分(北海道/東北/関東(東京エリア)/甲信越・北陸/東海(名古屋エリア)/関西(大阪エリア)/中国/四国/九州・沖縄)で扱います。

エンジニア情報掲示板のBP人材との突き合わせ

エンジニア情報掲示板をご利用の場合、案件掲示板に掲載中の案件と、エンジニア情報掲示板に掲載中の人材紹介を自動で突き合わせます。登録済みエンジニアのマッチングとは別に、次の条件をすべて満たす人材を「合う人材」とします。

  • 案件が求める言語・スキル・必須キーワードを、人材のスキル欄がすべて含んでいる
  • 人材の単価(下限)が案件の単価上限を超えていない
  • 人材の経験年数が案件の要求年数に届いている
  • 勤務地のエリアが一致している(リモート案件は問いません)
  • 商流が「貴社まで」または「再委託不可」の案件ではない(紹介されてくる人材は他社所属のため)

記載のない項目は除外の理由にしません。商流が「1社先まで」の案件や「外国籍不可」の案件では、人材の所属や国籍を紹介メールから判断できないため、絞り込み時に確認を促す注意書きを表示します。案件・人材のどちらかが掲示板から外れると(保持期間の経過・削除・候補に保存・見送り)、突き合わせの対象からも外れます。AI解析は使わないため、AI解析の件数は消費しません。

マッチングの精度は登録データの充実度に依存します。エンジニアのスキル・言語・経験年数・希望エリアを詳しく登録するほど、候補の精度が上がります。

注意点・制限

  • LINEから転送した画像・ファイルの読み取りは、通常の要件抽出とは別に、画像1枚(PDFは1ページ、Excelは1ファイル)ごとにAI解析を1件消費します。月間上限に達している場合、画像の読み取りは省略されます。
  • マッチングの実行回数に上限はありません。AIによる案件解析(受信メールからの自動抽出や未処理案件の再抽出)には「AI解析」の月間上限があり、上限に達すると未処理案件のAI解析は一時停止します(上限の引き上げまたは翌月のリセットで再開)。抽出済み案件の再マッチや手動の「新規案件マッチング」は引き続き利用できます(エンタープライズはご契約内容に応じた上限)。
  • 掲示板の案件には保持期間があり、経過すると自動削除されます(保持期間はプランごとの上限の範囲で「設定 > 案件掲示板」から設定します。スターター: 72時間/スタンダード: 1週間まで/エンタープライズ: 最長1ヶ月)。ピン留めした案件と、手動で担当者を割り当てた案件は対象外です(自動で割り当てられた担当者は対象外になりません)。確認済みにした案件は、ピン留め・担当者の有無にかかわらず自動削除されます。